20代からの訪問看護

インタビュー先の事業所とご担当者様

岩本大希さん 代表取締役 兼 所長

ウィル訪問看護ステーション

東京都・江戸川区 / 総武本線「新小岩」駅 徒歩13分

若干24歳!? 救急看護師が史上最年少で訪問看護所長になったわけ

一和多

本日はお時間とっていただき、ありがとうございます。

岩本さん

こんにちは。ウィル訪問看護ステーションの岩本です。

・・・って、ちょっとインタビューってやっぱり照れますね(笑)

一和多

いえいえ、普段通りで大丈夫です(笑)

早速ですが、岩本さんは史上最年少(※2017年1月現在)の24歳で訪問看護ステーションの管理者を経験されたとのことなのですが、どのようにして管理者になったのか、その経緯について教えて頂けますか?

岩本さん

はい。私は大学を卒業後、三次救急を担う大学病院の救命救急センターの集中治療室に配属されました。

岩本さん

患者さんの1分1秒を争う集中治療は、ドラマティックでやりがいのある職場ではあったのですが、一方で、

「家に帰りたいのに帰れない」

「最期は自分の居場所で家族と過ごしたい」

という患者さんを多く目にしておりました。

(救急救命センターで働いていた頃の岩本さん。この当時まだ20代前半です。)

一和多

集中治療室での原体験が在宅=訪問看護に興味を持つキッカケに?

岩本さん

そうですね。

その後自分で色々と調べていくうちに、患者さんの入退院に関する問題や、救急車のたらい回しの問題なども、その根っこには訪問看護サービスの供給不足があるのではと考えるようになりました。

一和多

病院が適切に患者さんを在宅に送り出すことができていないので、新しい患者さんの受け入れも難しくなっている、といったイメージですかね?

岩本さん

その通りです。

そこで、どんな人でも「家に帰る選択肢」を持てるようになる必要があること、そのために必要とされているものが訪問看護だと考えるようになりました。

一和多

それからどのようにして訪問看護師となっていったのですか?

岩本さん

大学病院を退職したのは24歳の時でしたね。

ヘルスケアベンチャーを経営していた同じ大学の先輩に声をかけてもらい、そちらの会社の新規事業として訪問看護ステーションを立ち上げることから参画をさせて頂きました。

岩本さん

そこで訪問看護所長をさせてもらい、24時間365日モデルの訪問看護サービスを提供しておりました。

一和多

24歳で病院を飛び出してしまうとは、思い立ってからの行動力が凄いですね!

岩本さん

事前の下調べは入念にしましたし、研修を受けたり、他所の訪問看護ステーションで実習をして頂いたりと、色々と準備はしましたけどね(笑)。

岩本さん

その会社でしばらく訪問看護事業の責任者をさせて頂いた後、2016年4月に自分で会社を設立し、6月に現在の訪問看護ステーションを立ち上げたという経緯となります。

若いメンバーが主体の訪問看護ステーションで教育やサポート体制は…?

一和多

新たに立ち上げられた訪問看護ステーションは、これからどのような組織にしていく予定ですか?

岩本さん

まず「全ての人に“家に帰る”選択肢を」を組織のミッションとして掲げております。

岩本さん

それは私が訪問看護の道に進もうと決意した時の想いのまま変わらないですね。

一和多

メンバーや組織の雰囲気などはいかがでしょう?

岩本さん

私自身も含めて若いメンバーが多いことは大きな特徴の一つだと思います。

現在は20代後半~30代前半のメンバーが大半ですね。

一和多

それだけ若いメンバーが集まっているのであれば、組織の内の風通しも良さそうですね。

岩本さん

そうですね。役職や経歴、年齢などは関係なく、メンバー同士がフラットに意見を交換し合いながら働けていると思います。

一和多

一方で、若いメンバーが主体の組織ということで、色々と不安を感じる方もいそうですが…。

岩本さん

私自身も試行錯誤しながら訪問看護に挑戦していったということもありますので、教育やサポートといった面は特に力を入れております。

岩本さん

副所長でもある緩和ケア認定看護師メンバーを中心として、教育カリキュラムの整備はもちろん、現場でのOJT、定期的なカンファレンスなど、訪問看護未経験の方も安心して働けるような体制作りをしております。

一和多

それでしたら、訪問看護の未経験者や若手の看護師も安心して働けそうですね。

岩本さん

もともと「年齢が若くても訪問看護はできる!」ということを証明したい気持ちが強かったので(笑)。

岩本さん

その志を具体的なシステムに落とし込みながら、皆が成長できる土台となる事業所作りをこれからも引き続きしていくつもりです。

子連れ出勤OK! 訪問看護でバリバリ働きたい方も家庭がある方も!

一和多

ウィル訪問看護ステーションにはどのような人材がマッチするとお考えでしょう?

岩本さん

訪問看護に対する自分なりの原体験や、熱いものを持っている方は大歓迎です。

岩本さん

働くことに対して前向きで、経験や考え方など何でも良いのですが「それはすごい!」と思えるポイントを持つ人は積極的に採用したいと思っています。

一和多

在宅・訪問看護に対する想いを持っていることは大切ですよね。

ただ、「ワークライフバランスのため」と割り切った考えの方も、少なからずいる印象もあります。

岩本さん

仕事として働く以上、皆さん様々なご事情もありますからね。

岩本さん

「お金のため」「労働条件が良いから」と、自分の目的をキッパリと言える方であれば、それはそれで気持ちが良くて面白いなと、私は思っちゃいますかね(笑)。

一和多

こちらの訪問看護ステーションは特に若いメンバーが多いかと思うのですが、やはり若いメンバーを採用していきたいといったお考えはありますか?

岩本さん

それはないですね。

うちは20代のスタッフが多いのですが、30代以上のご結婚されている方や子育て中の方なども大歓迎です。

岩本さん

メンバーには小さな子どものいる看護師もいるのですが、うちは子連れ出勤もOKとしていて、うまく仕事と家庭とのバランスを取りながら働くサポートはしていきたいなと思っています。

(子どもたちが遊ぶための遊具も事業所内に完備っ!!!)

病院では得られなかった、訪問看護ならではの患者さんとの関わり方

一和多

訪問看護の未経験者や、いま検討をしている方に向けたメッセージはありますか?

岩本さん

私は、訪問看護は看護師のキャリアの中で、一度はやってみたほうが良い仕事だと思っています。

岩本さん

人の生き方や、家族・自分自身はどう生き切るかを考え直すキッカケをもらえるからです。

一和多

訪問看護は働く人の人生観にまで影響を与える仕事?

岩本さん

そうですね。

利用者さんが亡くなった後も、四十九日が明ける前にお宅にお邪魔してお焼香をしたり、町でバッタリとご家族に会って挨拶をしたりなど、「患者と看護師」というよりも、「人と人」という関わり方に、病院勤務との大きな違いを感じるのではないかと思います。

一和多

病院で働いていて、患者さんとそこまでの関わりを持っていくことは難しいですものね。

岩本さん

はい。そのような関わりを持つことにやり甲斐を感じられる方であれば訪問看護向きですよ(笑)。

岩本さん

うちはいつでも現場同行をしたり事業所見学をしたりできるので、訪問看護にでも、うちの事業所にでも、興味がある方はどんどん遊びに来てください!

取材を終えて

一和多

見た目も経歴もとても20代とは思えない岩本さんが率いるウィル訪問看護ステーション江戸川。

活力あふれる若いメンバーたちが、日々の訪問や事業所運営について、目をキラキラさせながら話し合っている光景がとても印象的でした。

様々な働き方を許容する柔軟性と、若い雰囲気のエネルギー感とを併せ持つこちらの職場で働けば、あなたも訪問看護が大好きになること間違いなし!

取材・文章:一和多 義隆

事業所情報

事業所名 ウィル訪問看護ステーション
運営会社
所在地 東京都江戸川区中央4-11-8 アルカディア親水公園ビル 地下1階
最寄り駅 総武本線「新小岩」駅 徒歩13分
在籍人数
従業員の平均年齢

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