夜間待機を行なう上で心がける3つのポイント

[記事公開日]2020/11/04  [最終更新日]

訪問看護の夜間待機・オンコールは慣れるまで不安や緊張すると思います。私自身も夜間待機デビューの際は、緊急携帯を片手に「いつ鳴るのだろう?」「ひとりで対応出来るかな?」と不安が強くなかなか眠れなかったです。

今回は少しでも皆さんが夜間待機をする際に負担を感じないように組織や個人で心がける3つのポイントをお伝えします。

 

①緊急電話が鳴りそうな利用者を把握しておく

予測できることで人は安心できます。ステーション内で緊急が鳴りそうな利用者とその対応を共有しておくと良いです。私が所属しているステーションでは週1回スタッフ全員が集まり緊急対応が必要となりうる利用者を共有し、後で振り返られるように記録としても残しています。また、状態変化や方針変更になったときには都度共有しています。

 

②緊急電話が鳴っても焦らない

緊急の電話時は、相手は焦って早口になっていることや、感情的になっていることがあります。そのペースに巻き込まれて看護師自身も焦ってしまうと必要な情報が取れず結局対応が後手にまわってしまいます。そのため、いつもよりゆっくり話すことを意識してみてください。もしも対応に迷ったり、悩んだら、一度電話を切らせてもらって、情報を整理したり、先生に相談してから折り返すことで対応しても良いでしょう。

 

③早めに寝る

緊急電話はいつ鳴るか分かりません。いつ出動になるか分かりません。休めるときに休むことが本当に大切です。“マナーモードが解除されているか”だけ確認したら早く寝ましょう。

 

今回お伝えした3つのポイントを心がけても初めは緊張すると思いますが、利用者・家族が自宅で安心して生活するために訪問看護師の夜間対応は必要な要素となってきます。少しずつ夜間待機に慣れていきましょう!

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藤井 達也

藤井 達也

地元名古屋の大学を卒業後、聖路加国際病院の救命救急センターで看護師として働き始める。高齢者の最期の在り方について疑問を抱く中で、より深く意思決定の場面に関わっていきたいと考え、訪問看護の道へ。現在はウィル訪問看護ステーション江戸川にて訪問看護師として働きながら、教育、採用、管理業務の一端も担っている。
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