海外留学後「トラベルナース」をやりたい!
考えてたどり着いた訪問看護での働き方
転職先選びのポイントは?
- 「旅行支援」「トラベルナース」に繋がっていく働き方を経験できる
- 旅行好きなので、長期連休の取得が可能
- 相談しやすい雰囲気の管理者さん
インタビューご協力者
M.Kさん(27歳、正看護師)
青森県出身。総合病院での脳外科・神経内科の混合病棟を経験した後に海外留学のため退職。帰国後は、「在宅」や「旅行支援」に関わる仕事をしたいと考え訪問看護ステーションに就職。
趣味・好きなものを教えて下さい!
国内・海外での旅行が好きです! 特に海外では、オーストラリア、バリ、マレーシア、イタリア、ギリシャ、スペイン…等々、色々な国を訪れました。 いま一番行ってみたい国はドイツです!転職前の訪問看護のイメージは?
訪問看護に転職をしようと思ったキッカケは?
最初の病院の退職後は、2年間の海外留学をしました。
帰国後、再就職先を検討した時から「在宅」「訪問看護」といった選択肢も頭の片隅にあったのですが、まずは病棟の感覚を取り戻した方が良いかと考え、派遣で病院に就職をしました。
ただ、その職場でも改めて「患者さんとしっかりと関われる働き方をしたいな」と感じるようになり、派遣の契約満了と共に訪問看護へ転職をしました。
また、私の場合は海外留学中から、「旅行支援」「トラベルナース」といった働き方にも興味を持つようになり、その周辺での情報収集をする中で訪問看護に繋がっていったという背景もありました。
訪問看護への転職時に不安はありましたか?
いくつかの不安はありました。
まず、
「自分の臨床経験で訪問看護が務まるのか?」「そもそも自分は在宅に合っているのか?」
といったことは不安に思っていました。
また、私は出身が青森県で、東京には海外留学の帰国後から住み始めたので、東京での土地勘も無い状態でした。
そんな中、はじめての訪問看護という領域で、「自分に合う地域」、「長く続けられる職場」を見つけていくことができるのだろうか?といった漠然とした不安は大きかったです。
訪問看護への転職活動はどのように?
最初は「旅行支援」「トラベルナース」といった領域を中心に情報収集をしていたのですが、詳しく調べていく中で、まだまだ市場としては未成熟で、これ一本で仕事としてやっていくには難しそうだ…、といったことがわかってきました。
それからは、業務内容が旅行支援と近く、以前から興味のあった分野として、「在宅」「訪問看護」について情報収集をしていく中で、在宅に特化されている在宅医療支援機構さんを見つけ、こちらであれば詳しい情報を聴けるかと考えて問い合わせをしました。
その後は、在宅分野一本に絞った形で転職活動を進め、現在の職場へ就職をしました。
在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?
こちらに相談をする前は、インターネットやハローワークでの情報収集が主だったのですが、正直、そこでの情報収集には限界を感じていました…。
相談をさせて頂いて、自分では知り得なかった、在宅での業界全体の詳しいお話や、各ステーションの特徴といった、深い情報を教えてもらえたのが大変有難かったです。
その後は、いきなり面接といった進め方ではなく、実際にいくつかの訪問看護ステーションで同行訪問見学を調整して頂けたので、自分自身でも働き方のイメージは持てたと思います。
いまの職場で働き始めてから振り返ってみても、入職前にイメージしていた職場・訪問看護のイメージと、入職後での実際のイメージで、大きなズレは無かった、と感じています。
転職した職場はどうですか?
管理者さんをはじめ、他のスタッフの方も話しやすく気軽に相談ができるメンバーが集まっています。
先輩たちから学ぶことは多く、丁寧な指導をして頂けますので、安心して働けています。
また、うちのステーションの特徴として、小児のご依頼が多く、小児看護についても多くを学べる職場です。
私自身は小児病棟の経験もなく、最初は小児の訪問に不安もあったのですが、小児の経験豊富な管理者さんにサポートをしてもらいながら、徐々に徐々に、現場に慣れていっているところです。
もちろん、ご高齢者の訪問も楽しいのですが、訪問回数を重ねていくうちに、子どもが心を開いていってくれるのが伝わるのが堪らなく嬉しいですし、私自身も何だかパワーをもらえているような感じになります(笑)。
訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ
きちんと自分に合った職場に出会うことが大切かと思います。
私の場合は、主にインターネットで情報収集をする中で、「何を基準にどこを選べば良いのか?」「どの情報が正しいのか?」「本当に自分に合っているのか?」といったことを悩んでいってしまいました…。
働き始めてからの後悔がないよう、入職前にしっかりと情報収集をすること、自分ひとりで悩まずに詳しい方に相談をすることをオススメしたいです。
あとは、ひとりひとりの利用者さんとしっかりと向き合っていく働き方や、自転車を漕いで街の風景を眺めながらの訪問が気分転換になるような方であれば、訪問看護のことをとても好きになると思います。
私は、いまの職場でとても楽しく働けています。
ひとりひとりの利用者さんの個別性を重視しながら、ゆっくりと関わっていけるイメージを持っていました。
看護学生の実習の時、在宅では病棟の雰囲気とは違って、利用者さんご自身もリラックスされている中で看護をしている印象が強かったです。
その後、病棟が急性期寄りの慌ただしい職場で、日々業務に追われている感覚が強かったので、尚のこと、在宅的な働き方に惹かれたのだと思います。