新卒1年目での大学病院からの転職、学生時代から憧れた訪問看護へ【訪問看護転職事例】

公開日:2019/05/08 更新日:2024/03/05
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インタビューご協力者:
川村 穂波さん(仮名、23歳、正看護師)

看護大学を卒業後、付属の大学病院に入職。 呼吸器病棟に配属となるが病棟での働き方が合わずに休職。新卒1年目の途中から以前より興味のあった「在宅看護」に転職をする。

趣味・好きなものを教えて下さい!
社会人になってから、小学生の頃に習っていたピアノの練習を再開しました。 時間のある時は家でも毎日のように練習をしていますし、定期的にピアノのレッスンに通っています。

※この記事はNsPace Careerの運営会社である在宅医療支援機構の人材紹介サービスを利用して転職した方のインタビューになります。

転職前の訪問看護のイメージは?

川村さん

出身の看護大学が新卒訪問看護師を輩出していることもあり、学生時代から「在宅」「訪問看護」には漠然とした興味を持っていました。

その後、実際に実習で訪問看護の現場を体験させて頂いた際、患者さんとの継続的な関わりを持てる働き方に魅力を感じ、将来的にはいつか自分も在宅で働きたいと思いました。

訪問看護に転職をしようと思ったキッカケは?

川村さん

漠然としたキャリアのイメージとして、「最初は病棟で経験を積んでから」と考えていたので、最初は付属の大学病院に入職をしました。

ただ、そちらが人員配置の兼ね合いで1~2年目のスタッフが多い病棟ということもあり、その忙しさと慌ただしさの中での働き方が合わず、入職後1年を経たずに体調を崩して休職をしてしまいました…。

休職から復帰をする際、もちろん「病棟に戻る」という選択肢もあったのですが、より落ち着いて患者さんひとりひとりと向き合える働き方の方が自分に合っていると考え、それであれば学生時代から興味のあった「在宅」も検討してみることにしました。

訪問看護への転職時に不安はありましたか?

川村さん

少なからず不安はありました。

医療関係者ではない両親からは「せっかく大きな病院に勤めているのだから、もう少し続けた方が良いのではないか?」と勧められましたし、私自身も「病棟経験1年未満で訪問看護師ができるのか?」といった心配もありました。

ただ、大学の先輩には新卒から訪問看護師となって活躍をされている方がいることは知っていましたし、看護学校の先生の中には「若手からの在宅」というキャリアを口にされる方もいたので、在宅に対する必要以上のハードルの高さは持っていなかったです。

職場選びさえ間違えなければ、まだまだ経験の浅い自分でもやっていけるのではないかな?と思っていました。

訪問看護への転職活動はどのように?

川村さん

訪問看護のサイトをいくつも読んで情報収集はしていたのですが、自分ひとりで判断して転職先を選んでいくことには不安があったので、まずは転職サイトに登録をしました。

その中で、たまたま目にした在宅医療支援機構さんのサイトで、こちらでは自分とそう年齢が離れていない方の訪問看護への転職支援実績があったことや、転職先の候補を在宅一本に絞るのであれば在宅専門のこちらが合っているのかな?と思い、こちら一本で転職活動を進めていくことにしました。

在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?

川村さん

終始、至れり尽くせりのサポートをして頂き、とても助かりました。

最初はご面談で自分の状況や希望について詳しく聴いて頂き、そちらを元にした職務経歴書・推薦文・履歴書といった各種の書類の用意、さらに自分の希望に合致した様々なタイプの訪問看護ステーションの提案・紹介をして頂きました。

3つの訪問看護ステーションの現場を見学して回る中で、見学後は必ず担当者さんから連絡を頂けたので、自分ひとりでは見落としていたそれぞれの職場の特徴や、自分の希望する働き方に関する考えを整理していくことができました。

「次の職場こそ、自分に合う場所をきちんと選んでいこう」といった想いがあったので、在宅の業界や現場に関する詳しい情報を持った担当者さんにしっかりとサポートをしてもらいながら転職活動を進めることができたことは、とても大きな安心感でした。

転職した職場はどうですか?

川村さん

スタッフに恵まれた環境だと日々感じています。

看護師の先輩たちは経験豊富で面倒見の良い方ばかりですし、看護小規模多機能型居宅介護(※以後、「看多機」)付きの訪問看護ステーションなので、ケアマネさん、ヘルパーさんと同じフロアで働けることも、働きやすさの1つかと思います。

看多機では、2ヶ月に1回ほどのペースで、施設のご利用者、訪問看護のご利用者、地域の方々をお呼びして、お花見やクリスマスといった様々なイベントを企画しています。

訪問だけでは見ることができなかった利用者さんの表情や、入居をされた利用者さんが「第2の家みたいだよ」とリラックスされた表情に触れることができて、とても嬉しいです。

訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ

川村さん

訪問看護をはじめるに当たって、在宅に対する敷居の高さを感じることや、周りの人たちからの反対を受けることもあるかもしれません。

ただ、実際に訪問看護師として現場へ出るようになり、自分のように経験の浅い看護師でも受け入れて頂ける職場の先輩方やご利用者への感謝の気持ち、ひとりひとりに向き合った看護を提供する在宅看護の楽しさをひしひしと感じています。

訪問看護は、看護師としてもひとりの人間としても成長をできる素晴らしい仕事だと思うので、是非多くの人により知って頂きたいと思います。

まとめ:転職先選びのポイント

  1. 都心部の喧騒から離れ、東京近郊の落ち着いたエリアで働きたい
  2. 人間関係が良く、「自分に合っている」と感じられる職場環境
  3. 臨床経験が短くてもしっかりと教育サポートをしてもらえる職場

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。

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