将来を見据えながら選択した、精神科特化訪問看護ステーションへの転職 

転職先選びのポイントは?

  1. 精神特化系にするか、一般的な訪問看護ステーションにするかは検討中
  2. 訪問手段が車ではなく、自転車のみでもOKのステーション
  3. 家庭と仕事とのワークライフバランスが取れる働き方

インタビューご協力者

M.Iさん(44歳、正看護師)

専門学校を卒業後、精神科病棟で臨床経験を積んだ後に看護大学へ編入。大学での在宅実習で触れた在宅看護に魅せられて精神科訪問看護の道を希望する。

趣味・好きなものを教えて下さい!

読書が趣味です。  色々なジャンルの本を読むのですが、小説を中心として月に4~5冊は読みます。    え、特に好きな作家や作品ですか!?  う~~~ん、決められないですね…、悩ましいです(苦笑)。

転職前の訪問看護のイメージって?

M.Iさん

自分は看護学校時代も在宅実習がない世代だったので、「在宅」「訪問看護」のイメージは全く持てていませんでした。 

病棟経験を経た後に看護大学に編入をして、そこでの在宅実習がはじめてのリアルで触れた「在宅」だったと思います。 

働かれている方の表情が明るく、活き活きと仕事に取り組んでいる様子がとても印象的でした。 

 

あとは、精神科病棟での先輩から「地域って面白いよ」と言っていたことも、在宅に対してポジティブな印象を持つようになったキッカケだと思います。 

 

一方で、訪問看護師や訪問看護を目指す看護師に対して、「意識が高い方」「看護に情熱を持っている方」といった漠然としたイメージを持っていたので、「自分とは違うのかな?」といった気後れもありました。 

訪問看護に転職をしようと思ったキッカケは?

M.Iさん

ライフプランとの兼ね合いが大きかったです。 

 

自分は3人の子育てをしているのですが、1番下の子どもが小学校にあがった時、これから先も働き続けていく中で、どこかのタイミングで病棟での働き方がキツくなっていくのだろうな…と感じていました。 

 

将来も見据えつつ、「自分がどのように働きたいか」「無理のない働き方は」と考えた時に、社会的ニーズとしての将来性もあり、実習でのイメージも良かった「在宅」に挑戦をしてみようと考え、新しい領域に挑戦をするのであれば、今の自分の年齢(40代前半)がギリギリなのかと思い転職に踏み出しました。 

訪問看護への転職時に不安はありましたか?

M.Iさん

訪問看護への転職に限った話しではないのですが、実は、過去に転職活動で失敗したこともあり、「家庭もあるので失敗はできないぞ」といった不安感や緊張感はありました。 

 

また、これまで20年近く勤めてきた病棟での働き方と在宅での働き方とでは、全く違うものになっていくだろうと思っていたので、現場のイメージがないことへの不安感は大きかったと思います。 

 

あとは、自分の場合は車の運転が苦手なのですが、自分が住むエリアでは車での訪問が一般的だということも知っていたので、「そもそも自分に訪問看護ができるのか?」とも悩んでいました。 

訪問看護への転職活動はどのように?

M.Iさん

最初は、様々な訪問看護ステーションのホームページを見てまわりながら情報収集をしていたのですが、記載内容が条件面ばかりであったり、そもそもホームページが整備されていなかったりと、現場のイメージが掴めないままでは転職活動を進められないな…と困っていました。 

 

一方で、相談相手を検討する中で、周囲の人から聞く話の中でも、いわゆる「人材紹介会社」に対して良いイメージがなく(すごくたくさん電話がかかってくるとか…)、相談相手探しから困っている状態でした。 

 

そんな中、訪問看護について情報収集をしている中で、たまたま在宅医療支援機構さんのページを見つけました。 

その時は、訪問看護への転職を進めるかも、まだ悩んでいた時だったのですが、在宅や訪問看護に特化しているこちらであれば、業界の詳しい話が聴けるかと思い、気軽な気持ちで問い合わせをしたことから始まり、その後こちら一本で転職活動を進めていきました。 

 

また、私の場合は、訪問看護ステーションを検討するうえで、これまでも病棟経験の長かった精神科領域で働いていくか、それとも精神科に限らず、様々な疾患を看る働き方にするかで悩んだ末、結果的に自分のこれまでの経験を活かせる場といったこと、精神科に特化した現職(訪問看護ステーション)に決めました。 

在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?

M.Iさん

結果的に、ストレスもなく、スムーズに転職活動を終えることができたと感じています。 

 

訪問看護への転職自体を躊躇している状態から始まった転職活動だったのですが、こちらでのご面談時に、訪問看護の働き方・仕組み・運営の仕方など、丁寧に教えてもらえたことで、訪問看護への気持ちを固めていくことができました。 

 

また、実際に訪問看護の「現場」で働かれていた方々からの案内だったので、業界裏話のようなディープな情報を聴けた点も安心感に繋がったのかな(笑)。

転職した職場はどうですか?

M.Iさん

まだ入職して数ヶ月程度ですが、とても働きやすい環境だと思っています。 

 

まず、うちは精神特化のステーションですので、オンコールの24時間体制は取っておらず、週末もお休み、残業もほとんどない職場ですので、仕事とプライベートとのON/OFFがつきやすくなりました。 

 

また、周りスタッフは、上司も同僚もちょっとしたことでもすぐに相談できる雰囲気があり、はじめての訪問看護についても一から丁寧に教えてもらえています。 

まだまだ、管理者には助けられてばかりです(汗)。 

 

最後に、地域や連携先からもしっかりと信頼をして頂いていることが感じられます。 

うちは精神科特化のステーションなのですが、(件数こそ少ないですが)精神科以外で介護保健でのご依頼を頂くこともあります。 

訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ

M.Iさん

病棟勤務から訪問看護への転職を検討する際、情報収集が1番苦労する点だと思います。 

その中で、実際に訪問看護ステーションに足を運び、働く方とお話をして、訪問の様子を見学させて頂くことは、とても有意義だったと感じています。 

転職を検討される方は、ホームページやハローワークでの情報収集だけではなく、是非、現場を見てまわることをオススメしたいです。 

 

また、私は精神特化のステーションを選びましたので、精神科訪問看護についても少し紹介をさせて頂くと、まず、訪問で入っていく中でリスクの高い精神疾患のご利用者はそう多くないと感じています。 

 

程度の差こそあるのですが、状態が落ち着いていて、ご自宅で生活ができる方に対する訪問看護なので、そう過度な心配はしなくても良いのかな?と思います。 

 

精神疾患のあるご利用者が孤立をしないよう、話し相手として、見守り役として、地域との架け橋としての役割を担う、訪問看護師の存在はとても大切なものだと感じられます。

転職先

そよかぜ訪問看護ステーション上北沢 府中営業所

東京都府中市片町2-15-3 第一三田コーポ107