臨床経験24年・元師長の再出発!
定年後も訪問看護師として働き続けたい!
転職先選びのポイントは?
- これまでの自分の臨床経験を活かせる
- 60代をむかえる年齢だったので、定年後も働き続けることができる
- 無理のない余力を持った働き方ができる
インタビューご協力者
江川 由布子さん(60歳、正看護師)
精神科病棟の師長を経験後、同医療法人が運営するグループホームの管理者を歴任。 60歳を目前にしたタイミングで訪問看護ステーションへ転職。
趣味・好きなものを教えて下さい!
海外ドラマの『CSI: 科学捜査班』にハマっています! 鑑識の現場を舞台にしたドラマで、家族と一緒に楽しく鑑賞しています!訪問看護のイメージって?
(訪問看護に)転職をしようと思ったキッカケは?
病棟やグループホームで働くなかで、ひとりひとりの利用者さんと、もっと深く長く付き合っていきたいなと感じてしまい、そこでの働き方に物足りなさを感じてしまったんですね。
そこで、大人気もなく、「やりたい看護をできる環境に挑戦しよう」と思い立ったのがキッカケです。
(訪問看護への)転職時に不安はありましたか?
私は直近のキャリアでは長く精神科をしていたので、離れてしまっている領域も多く、身体的なケアについて思い出すことができるのか、漠然とした不安感はありました。
また、自分が60歳になる年齢での転職だったので、受け入れて頂ける職場はあるのだろうか…とも。
ただ、転職について家族に相談をした時に「これまで頑張ってきたんだから、これからはやりたいように働きなよ!」と背中を押してもらえたことは、転職の決意を固めるうえでとても大きかったです。
訪問看護への転職活動はどのように?
まずはネットを使って自分で調べることからスタートしました。
それで、いくつかの事業所に問い合わせをしましたし、転職エージェントにもいくつか登録をして、ハローワークからのご紹介もありました。
その中で、たまたま在宅医療支援機構さんのページを見つけ、色々と相談に乗って頂いた結果、こちら一本に絞る形で転職活動を進めていきました。
あとは担当の一和多さんから勧められた事業所の見学を重ねながら、希望する転職先について気持ちを整理していきました。
在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?
結果的に、こちらに相談して本当に良かったと思っています。
まず、面談の際にしっかりと話を聞いて頂き、さらにこれまでの働き方についての客観的なコメントをもらえたことで、自分自身にとっての振り返りや考えの整理になりました。
また、私の職務経歴書や紹介文を作成して頂いたのですが、数行での簡単な紹介ではなく、私自身のキャリアや人間性、希望する働き方などについて、しっかりとした文章でまとめて頂いて、転職活動をするうえで大変助かったと思います。
その他には、いきなり面接には進まないで、まずは見学の調整をしてもらえた点も非常に良かったです。
やはり面接だけですと冷静な判断は難しいかと思うので、複数の事業所を見学・比較をしながら、時間を置いて検討していく転職方法には、すごく納得感が持てました。
転職した職場はどうですか?
私は3つの事業所を見学させて頂いたのですが、こちらが最も自分に合っているとインスピレーションを感じました。
うまく言葉にできないのですが、
「自分の経験が役立てる場所があるな」
と思えた点が大きかったですね。
見学した他の2事業所も良い職場だったのですが、
すでに訪問看護のスタイルができあがっていて、安定している印象をうけたんですね。
いまの職場については、ただ看護を提供するだけではなく、
「利用者さんのためにもっと何ができるだろう?」
「新しいことに挑戦していこう!」
という発展途上な雰囲気があり、それにワクワクしたのだと思います。
訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ
私は60歳で転職をしたのですが、年齢を重ねると「自分には無理だ」「もうできない」と無力感を感じる時が多くなってしまうんですね。
ただ、転職してみてわかったことは、実は年齢なんて関係なくって、新しい環境から刺激をもらい、利用者さんと関わっていくなかで、自分の中で眠っていたエネルギーが蘇るような感じがしました。
「自分はもう枯れてしまっている」と思っていたとしても、現場に出れば、まだまだ気付けることはたくさんありますし、過去の看護も思い出します。
また、看護師としての判断力だけではなく、それまで自分が積んできた人生経験が大いに活きるのも、在宅ならではの良さですね。
興味のある方は是非挑戦してみてください!
転職先
さくら ナースケアステーション
東京都渋谷区広尾5丁目1−14
利用者さんのお宅に訪問して看護を提供することに、不安感を持たれている方の声もよく耳にしますが、「看護」って元々は自宅で行われるのが当たり前のもので、病院が発達していくにつれて、段々と離れていってしまったものなのではないかと思っています。
なので、訪問看護・在宅看護は、看護にとっての原点回帰だと個人的には思っています。