他職種 × 自己実現 × 心配性
インタビュー先の事業所とご担当者様
大田 義信さん 管理者
東京リハビリ訪問看護ステーション 三鷹事業所
東京都・三鷹市 / JR中央線「三鷹」駅 徒歩8分
組織づくりに惹かれて足を踏み入れた在宅看護の世界
東京リハビリ訪問看護ステーションの大田です。
こちらこそ、毎回お世話になっております(笑)。
大田さんには以前に、弊社インタビュー企画の「訪問看護で働く男性看護師」枠にて、ご経歴や東京リハビリテーションサービスに参画された経緯など詳しくお話お伺いしておりますので、その辺の詳細は、今回は割愛とさせて頂きますね!
あの時も大分掘り下げてお話させて頂きましたしね(苦笑)。
その節はありがとうございました(笑)。
早速ですが、こちらのインタビューが初見の方もおりますので、
大田さんが訪問看護師となられた経緯を教えて頂けますか?
はい。
私は新卒から約7年間、大学病院で勤務をしておりました。
その後自分の次のキャリアについて考えていた時に、たまたま共通の知人の紹介で東京リハビリテーションサービスの組織の立ち上げに声をかけてもらったことが、訪問看護の道へ進むキッカケでした。
確か、趣味でされているテニス仲間からのご紹介だったんですよね~。
そうなんです(笑)。
正直、最初は在宅や訪問看護への興味というよりも、一から組織作りができるということに興味があり参画を決めたんですね。
ただ、実際に働いてみると在宅が思った以上に面白く、在宅での働き方がどんどん好きになっていきました。
未体験の在宅看護という意味でも、新しい組織の立ち上げという意味でも、かなりチャレンジングな決断でしたね。
そうですよね。
退職時の引き止めもありましたし、多くの人から反対もされました。
ただ、今では前職の病院の方からも「在宅に行って良かったね」と言ってもらえて、
あの時の決断は間違っていなかったと、いまでも感じております。
療法士から保育士まで、他職種と関わりながら働く職場
こちらの東京リハビリテーションサービスさんのメンバーはどのような方が多いですか?
メンバーは大きく分けて、
・大学病院に勤務をしていて、在宅・訪問看護に興味があり転職をしてきた20~30代の看護師さん
・訪問看護経験者、もしくは在宅寄りの施設で働いていた40代以上の方
の2パターンかなと思っております。
年齢層的には他の訪問看護ステーションと比べて、やや若い印象がありますね。
そうだと思います。
あとは、小さなお子さんのいるママさんナースで、「勤務時間の融通が利くので」と働かれている方もおりますね。
先程、事業所の片隅にあった、子ども用スペースが気になりました(笑)。
あそこは散らかっていてお恥ずかしいです(笑)。
他の特徴としては、看護師以外にリハビリスタッフの方が多数在籍していることですかね?
そうですね。
リハビリスタッフはグループ全体で100名ほど在籍しております!
看護師さんの中には、リハビリをはじめとした他職種の方との連携に慣れていない方も多い印象があるのですがどうでしょう?
あると思いますね~。
うちの場合ですと、リハビリスタッフやケアマネージャーの他にも、
発達障害児のデイサービスで保育士さんと接する機会もあったりしますので。
保育士さんと一緒に仕事をしたことのある看護師さんは少なそうですね~!
そうなるとやはり、他職種との連携に抵抗感が無いことは必須?
うちに限らず、在宅で働くのであればそうだと思いますよ。
他職種と一緒に働いた経験や、他職種に対する理解度は問わないのですが、他職種の仕事や他職種との関わりに興味を持てる方だと色々とスムーズですね!
訪問看護未経験からの管理者希望!? 自分の希望が叶えられる職場環境
大学病院など大きな組織で働いていた看護師さんたちから、
「自分が意見をあげても全く反映されない職場だった」
という声をよく耳にするんですよね。
大きな病院だと中々難しいでしょうねぇ…(汗)。
モチベーションの高い看護師さんで、
「もっと、こういったことをしたい」
「組織や業務を改善していきたい」
という気持ちがある方は、うちの会社は合うと思うんですよ。
実際に、なにか現場からの声が反映された事例はありますか?
小さな改善はたくさんあるのですが、大きな事例ですと、
「この場所で在宅サービスを展開したい」
「自分の生まれ育った地域に事業所を出したい」
というメンバーの声からスタートして、展開していったサテライト事業所はいくつかありますね。
それはご本人にとってもやり甲斐になりますね~!
あと、つい最近の事例として、うちに入社した看護師メンバーで、大学病院を10数年勤めた後、「管理者をしたい」といった理由で応募をされてきた方がいたんですね。
訪問看護未経験の中ではじめから管理者志望を???
そうですそうです!
正直、こちらもわからないじゃないですか?
訪問看護未経験の方が、管理者ができるようになるかどうかなんて(汗)。
それはそうですよね(笑)。
ただ、本人からの強い希望があったので、こちらも1年計画を立てて、1年後に管理者となれるような働き方を用意して受け入れたんですね。
1年間は準備期間ですね。その後どうなりましたか?
まだまだスタートしたばかりではあるのですが、そのような形で入職して頂いてすごく良かったと思っています。
能力もある方で、モチベーション高く働いて頂けているので、「あぁ、間違ってなかったな」と思いました。
それはお互いにとって良かったですね~!
モチベーションの高い方にとっては働きがいも、チャンスもある環境を用意されているんですね!
心配性なブランク明けのママさんナースが、気付けば一人前の訪問看護師に!
先程の管理者志望の方はある種のレアケースだとは思うのですが、
他にも「こーゆう人は、うちにマッチするな~」ってケースはあります?
う~~~ん、心配性な方ですかねぇ。
心配性?
はい、心配性。
子育て中で、ブランクがあって、
「最近の看護からも離れているので自分で大丈夫なの?」
と思っているような方。
ブランク明けだと、そう思われる方は多いですよね。
そういう方って、入職したての頃は、とにかく確認して確認して、何事も石橋を叩いて渡るような感じの働き方をされるんですね。
ただ、3ヶ月も経つといつの間にかすっかり自立をしていて、
「大田さん、これは私がやっておくので大丈夫です」
なんて言われちゃったりする(笑)。
(笑)
また、そういう方が「地域での役割を担う」ことにやり甲斐を覚えると、どんどん食い込むようになっていきますね。
食い込むって何ですか?(笑)
もう、ドクターでもケアマネでもデイサービスでも、必要があれば何でも調整・相談しに乗り込んでいくようになるんですよ(笑)。
気づいたら、
「あれ? どっちが管理者だったっけ???」
ってなっているケースがよくあります(笑)。
それは、頼もしい限りですね~!!!
なにか、訪問看護未経験の方が自信を持って自立していけるように、社内で特別な教育カリキュラムや制度を用意しているってことはありますか???
う~~~ん。
日本看護協会のガイドラインに則った教育プログラムは用意をしていて、1ヶ月目はひたすら同行訪問をしつつ、在宅の基本的な技術を覚えていってもらいますね。
そこだけ聞いていると一般的ですかねぇ…。
そうですよねぇ…。
それを繰り返した後、受け持ちを持たせて責任を与えると、みなさんパッと花咲くんですよ。
本当、なんか勝手に育ってるんですよね~~~(笑)。
そこをうまく整理して頂けると、求職者の方にアピールしやすいのですが(笑)。
そうですよね(笑)。
採用される際に人材を厳選しているってことはないですか?
そのような意識はしていないですねぇ…。
皆さんご経歴は一般的で、総合病院で○○年といった方ですね。
これは私の勝手な予想なのですが、事業所毎に、
「訪問看護って、この人を自分のロールモデルにすれば良いんだ!」
と思えるような管理者や先輩看護師を上手く配置できているんじゃないですか?
あ~~~、それはあるかもしれないですね!
実際、こちらのサテライト事業所で働かれている看護師さんとお話をした際に、
「先輩看護師の働き方がすごく参考になってます」
と仰っておりましたよ。
それは嬉しいですね~!!!
歓迎! 小児看護をやりたい人・男性で管理者をやりたい人・会社運営に興味がある人
長くなりましたが最後に、東京リハビリテーションサービスを検討されている看護師さんに、何かメッセージなどございますか?
いくつかあるのですが、
まず今後、小児の利用者さんを増やしていこうと思っているので、小児をやってみたいという方は是非検討して頂きたいですね。
小児ですと、未経験だったり抵抗感が強かったりする看護師さんは多い印象があります。
そうだと思います。
うちでは、小児を専門でやっている看護師・療法士さんによる社内・外での研修制度や、
小児での経験豊富な先輩看護師からサポートを受けられる体制をつくってあります。
子どもは好きだけど、病院での配属は合わなかったという方は、これを機会に在宅で小児に挑戦をしてみるのも良いかもしれないですね!
他には何かございますか?
よくご存知だと思うのですが、看護・福祉ってやはり女性の職場じゃないですか?
ただ、事業所管理となった場合、男性看護師が管理をすると安定するケースが多いなと個人的には思っているんですね。
それは他の事業所の方からも耳にしますね~。
やはりそうなんですね。
なので、男性で管理者をやってみたいという方は、是非検討して頂きたいですね。
同じ男性管理者として私もサポートできると思うので(笑)。
男性管理者ならではの悩みなどありそうです(笑)。
あとは、変わったポジションではあるのですが、
営業・エリアマーケティング・サポート(人事、総務、広報など)といった業務を担当する
推進企画本部という部署でも看護師メンバーを募集しています。
病院では中々ない、株式会社ならではの働き方ですね!
そうだと思います。
在宅サービスを提供する会社では、在宅での経験を積んだ方が、看護の視点を持ちながら、営業、マーケティング、組織作りなどを考えていくことは非常に重要だと思うんですよね。
そのようなことに興味のある看護師さんは今後増えていきそうですね!
それでは、本日はお時間を頂きありがとうございました。
今後も引き続き、よろしくお願い致します!
こちらこそ、良いインタビューになっていれば嬉しいです(笑)。
ありがとうございました。
取材を終えて
今回の取材では、東京リハビリテーションサービスの三鷹事業所でインタビューをさせて頂きましたが、
こちらは都内に複数の事業所・サテライト事業所を展開しております。
これからの事業拡大や展開次第では様々な可能性を持った組織で、
自分の希望する働き方や自己実現を叶えていくチャンスはたくさん秘められているように感じました。
社内外の様々な職種の方と連携をしながら働くことを楽しめる方、是非ご検討下さい!
取材・文章:一和多 義隆
事業所情報
事業所名 | 東京リハビリ訪問看護ステーション 三鷹事業所 |
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運営会社 | 株式会社東京リハビリテーションサービス |
所在地 | 東京都三鷹市下連雀3-32-3 名取屋興産ビル301 |
最寄り駅 | JR中央線「三鷹」駅 徒歩8分 |
在籍人数 | 15人~ |
従業員の平均年齢 | 30代後半 |
こんにちは。
いつもインタビューにご協力を頂きありがとうございます(笑)。