実父の在宅看取りや実習先での終末期ケアで感じた自分の抱く理想の看護に向かって!【訪問看護転職事例】

公開日:2018/05/11 更新日:2024/03/05
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インタビューご協力者:
後藤大悟さん(29歳、正看護師)

大学の看護学部を卒業後、市立病院で身体合併も含む精神科病棟を経験。かねてより興味のあった訪問看護ステーションでの勤務を希望して転職。

趣味・好きなものを教えて下さい!

ものづくりをライフワークとしてます。絵を描くことや、染め物、イベントの装飾、依頼があればウェルカムボードをつくることもあります。 ちなみに今日着ているこのTシャツも自身で手がけるブランドPIECE OF PEACEの作品です。

※この記事はNsPace Careerの運営会社である在宅医療支援機構の人材紹介サービスを利用して転職した方のインタビューになります。

転職前の訪問看護のイメージって?

後藤さん

看護学生の時の実習で体験した訪問看護ステーションがとても印象でした。

終末期の方を多く受けているカトリック系の訪問看護ステーションだったのですが、「(その方らしく)どのように生きて、どのように死んでいくのか」といった点に向き合っていく看護に感銘を受け、自分がイメージする【理想の看護】は在宅にあるのではないかと感じたことを覚えています。

訪問看護に転職をしようと思ったキッカケは?

後藤さん

父親の在宅看取りが大きいと思います。

僕が看護学生の時、ガン末期だった父親は最期の4ヶ月を家族と一緒に自宅で過ごしました。

元々、漠然としたイメージとして「自分が死ぬ時は住み慣れた家がいいな…」といった考えを持っていたのですが、家族に囲まれながら亡くなっていった父親をみることでその想いを再認識し、自分もそういった方々を支える看護がしたいと考えたのがキッカケだと思います。

訪問看護への転職時に不安はありましたか?

後藤さん

訪問看護に転職することへの不安感はありませんでした。

僕がまだ臨床経験も短い中での転職だったこともあり、かりに訪問看護でも病院でも、どこに転職をしたとしても1から勉強していく必要がある、といった覚悟はできていました。

ただ、職場選びをしていくうえで、「自分に合う訪問看護ステーションは見つかるのだろうか?」「(人間関係等が)馴染めない環境に入ってしまったらどうしよう…」といった、転職活動そのものへの不安感はありました。

訪問看護への転職活動はどのように?

後藤さん

まずはインターネットで色々と検索したのですが、訪問看護ステーションのホームページだけでも無数に出てくるし、ホームページをみてもステーションの実態が今ひとつわからないな…と感じました。

また、ハローワークや紹介会社も利用したのですが、良いご紹介には繋がらず。

そんな時、大学の同期で訪問看護での転職活動を進めていた友人から、こちらの在宅医療支援機構さんを紹介してもらい、それからは在宅医療支援機構さんに相談をしながら転職活動を進めていきました。

在宅医療支援機構での転職は(率直に!)どうでしたか?

後藤さん

幅広く色々なタイプの訪問看護ステーションを見学させて頂けたことがとても良かったです。

見学を重ねる中で、自分自身が訪問看護での職場選びをするうえで大切にしたいポイントが整理されていきましたし、実際に訪問看護の現場で働き始めた後も、色々なステーションでの働き方を見れたことが役立っていると感じます。

特に、最終的に僕が選んだ職場が、若いメンバーが主体となる比較的新しい訪問看護ステーションだったので、長く事業所運営をされてきている老舗の訪問看護ステーションの見学もさせて頂けたことはすごく良かったと思っています。

転職した職場はどうですか?

後藤さん

非常にチームワークの良い職場だと思いました。

男性看護師や若いメンバーが多いことや、仕事以外での趣味や感性なども合うメンバーが多く集まっていることで、チームに一体感があり、相談や情報共有がしやすい雰囲気をつくれていると感じます。

ケアの方針や訪問中で不安に感じた時はすぐにスタッフに相談ができますし、1人ではなく、チームでケアを提供している、といった安心感があります。

あとは、事業所のデザインやインテリアといった空間作りが面白く、働いていてワクワクできる環境だという点も気に入っています!

訪問看護への転職を考えている人へのメッセージ

後藤さん

僕は病棟で働いていた時、複数人の患者さんを受け持つ中で、患者さんに対して「ちょっと待って下さい」と言わなければならない状況がとてもストレスでした。

その方にとっては、その声がけをした瞬間そのものが大切な時間なのに、それに充分に答えることができていないな…と。

一方で訪問看護では、訪問の時間はその利用者さん1人のことに集中ができ、その方と深く繋がっていける感覚を持てるんですね。

病院でも在宅でも、どちらの看護が正しいといったことはなく、それぞれの役割分担だと思っています。

いま病棟で僕と同じような感覚を持たれている看護師さんには、ぜひ一度、訪問看護について検討をしてみてもらえれば嬉しいです!

まとめ:転職先選びのポイント

  1. 自分の看護観とマッチする職場
  2. エネルギッシュかつ風通しが良く、スタッフが楽しそうに働いている
  3. (プライベートでの)創作活動に対しての理解がある

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記事投稿者プロフィール画像 NsPace Careerナビ 編集部

「NsPace Career ナビ」は、訪問看護ステーションへの転職に特化した求人サイト「NsPace Career」が運営するメディアです。訪問看護業界へのキャリアを考えるうえで役立つ情報をお届けしています。

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