【看護師コラム】20代の男性看護師が、若くして訪問看護ステーションへ転職をすることの感じた3つのメリット

[最終更新日]

看護師の落合です。

私は今年で30歳になりましたが、25歳の時に訪問看護に転職をしました。
今でも、まだまだ訪問看護師として未熟だと思います。
転職当時は職場に慣れずに大変なことや、苦しかったこともありましたが、
今では、訪問看護への転職のタイミングは間違っていなかったと思っています。
今回は私が、若くても訪問看護に興味があれば、転職すべき理由を実体験を交えてお伝えします。
<1:若くても歓迎してくれる事業所や利用者さんが多い。>

私は訪問看護に転職しようとしてすぐ「皆からとても必要とされている!」と感じました。

訪問看護師の平均年齢は40歳代後半です。私は自分で事業所を検索して、なかでも自分の興味に合った5~6程度の事業所に見学と採用面談をして頂きました。
どの事業所の看護師さんも自分を必要としてくれ、未熟ながら訪問看護に飛び込もうとする私を応援してくれようとする方々ばかりでした。

転職後は利用者さんやその家族からも感謝されたり頼って頂くことが多かったです。
入院時から自宅での生活を心待ちにしていた方が多いことや、病院時代は私自身が未熟で業務に追われ、ゆっくりと向き合ったりコミュニケーションをとる余裕がなかったからなのかもしれません。

もちろん新しい分野で働くことは、新たに勉強すべきことも増えると思います。
しかし患者さんや家族も、訪問看護師の先輩方も若くても挑戦するあなたを歓迎してくれると思います。
<2:訪問看護は働きながらでもキャリア形成しやすい。>

私は男性看護師ですが、 年齢を経てもずっと現場に求められるか漠然と不安に思っていました。

手術室やICU、精神科以外で男性看護師が歳をとっても長く働くことは難しいのではと思い、「求められる看護師にならなくては=勉強したり資格をとったりしたい」と思っていました。
しかし、病院だと残業が多かったことや、多くの先輩達がいるなか我先にと学校に行かせてもらうことなどは難しいと感じていました。

一方で、訪問看護に就職すると、夜間待機はあれど休みが調整しやすいことや、研修へ行くために訪問スケジュールを調整して頂くこともありました。
先述のとおり、若手のキャリア形成を応援してくれている先輩方が多かったことも助けになったと思います。

また事業所以外にも、訪問看護の普及や定着のため、研修や進学の助成金を出す自治体もあります。勤務も件数ベースで調整しやすいためにパートタイムにして大学院や、家事と両立しながらキャリアを積むことも可能です。

私自身も20代でサテライト事業所の管理者を経験しましたし、勤務しながら認定看護師資格を取得することができました。

訪問看護は若手でも様々なキャリアを積める機会が多いと思います。
<3:看護師として価値観や視野が広がる。>

最後に転職して一番良かったことは訪問看護に転職して様々な方々に出会い、価値観や視野が広がったことです。

病院の中で働くだけではなかなか出会うことが少ない、とても貴重な経験だと思います。それはケアマネージャーや介護士、訪問看護師などの専門職以外に、 病院では会えなかった多くの家族ボランティアの方々、近所の住人など多岐にわたります。
そして、ただ出会うだけではなく、そこからチームが出来上がり利用者さんや家族と共にケアの方針や方法を決めていく過程を経験することができます。
病院の中だと医療という共通言語の中で働いていますが、在宅では医療者だけではないので知識や価値観が全く異なります。
しかし、利用者さんへの想いは同じであり、しっかりと話し合いお互いを認め合い協力し合い、少しづつチームになっていくのです。利用者さんや家族にも深く関わることで、様々な人生や想いに触れさせて頂くことができました。
これらの経験は私の価値観や視野が広がるきっかけになったと思います。
いかがでしょうか?
私の経験が訪問看護に興味がある方にとって少しでも背中を押すものになると嬉しいです。

もちろん業務なので苦労もありますが、それ以上に魅力に溢れている仕事だと思っています。
最近は、訪問看護でキャリアが止まるわけではなく、在宅で得た経験や知識をまた病棟などで活かすこともできるのではないかとも考えています。

転職するかしないかではなく、もし訪問看護の現場を見学したいなどの方も遠慮なくご連絡ください。

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▼筆者

落合 実 (おちあい みのる)

▼筆者プロフィール

緩和ケア認定看護師|ウィル訪問看護ステーション所属

高校卒業後、勤労学生として福岡市内の有床診療所に勤務しながら看護学校へ進学。 准看護師、看護師の資格取得に合わせて有床診療所から大学病院、訪問看護ステーションと、施設の種類を変えながらも一貫して終末期患者の看護に従事。上京後は看護師勤務と平行してWEBデザイン学校や日本政策学校に通学し修了。現在は緩和ケア認定看護師として訪問看護に従事しながらウィル訪問看護ステーションの教育や広報、採用などの仕組み構築の一端を担う。

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落合 実

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高校卒業後、勤労学生として福岡市内の有床診療所に勤務しながら看護学校へ進学。 准看護師、看護師の資格取得に合わせて有床診療所から大学病院、訪問看護ステーションと、施設の種類を変えながらも一貫して終末期患者の看護に従事。上京後は看護師勤務と平行してWEBデザイン学校や日本政策学校に通学し修了。現在は緩和ケア認定看護師として訪問看護に従事しながらウィル訪問看護ステーションの教育や広報、採用などの仕組み構築の一端を担う。
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